コオーディネーショントレーニングって?

コオーディネーショントレーニングとは

基本となる7つの要素
『リズム能力』『バランス能力』『連結能力』『反応能力』『変換能力』『定位能力』『識別能力』

から構成されていて、この7つの能力をコオーディネーション能力と呼んでいます。
コオーディネーション能力は、状況を目や耳など五感で察知し、それを頭で判断して具体的に筋肉を動かすといった一連の過程をスムーズに行う能力です。
この能力を高めるためのトレーニングがコオーディネーショントレーニングということです。

コオーディネーション7つの能力

どんな効果があるの?

発育段階で身につける基礎的・普遍的運動とスポーツの専門種目(競技)の間に取り入れることが大切です。“遊び”を通じて様々な運動を経験することで、変幻自在に身体を操作できるようになり、将来あらゆるスポーツに適用できるようになり、さらにコミュニケーション能力なども養うことができるので、心の成長も期待できます。発育時期には心身ともに欠かせない重要な役割があります。

いつごろにやればいいの?

スキャモンの発育発達曲線より、体を動かすことなどを担う「神経系型(脳、脊髄、視覚器、頭径)」の成長曲線は、4~5歳までに80%、6歳までには90%に達します。もっとも神経系が発達する5〜6歳前後に楽しい遊び要素が含まれた様々な運動 をたくさん行いましょう。

この時期は、『プレゴールデンエイジ(5〜8歳ころ)』と言われていて神経系の発達が著しく様々な神経回路が形成されていき、運動能力の基礎が出来上がる時期です。この時期の子どもには、体で覚えるために必要な様々な刺激を送ることが大切です。おおざっぱで良いから多種多様な経験を積ませることが大切です。

『ゴールデンエイジ(9〜12歳)』
運動系の発達の中でクライマックスを迎える時期で、この時期に著しい発達をするためには前段階の『プレ・ゴールデンエイジ』の過ごし方が最も重要になります。

スキャモン発育発達曲線

    出典:日本スポーツ振興センター